CO_2 Laserを用い剥離摘出した下顎骨中心性Intravascular angiomatosisの一例
右側下顎骨体部に顎骨中心性に発生したと思われる血管腫様病変の一例を経験し, かつ, 支配動脈の結紮の後低血圧下麻酔とCO_2 Laserを併用することにより, 少ない出血量で摘出し得たので報告する. 患者は43才の女性で, 右下顎骨体部に35×33mmの無痛性の腫脹を認め, また, X線写真およびCTから, 同部に境界明瞭な透過像を認めた. Angiographyから下歯槽動脈および顔面動脈の分枝が主な支配動脈と考えられた. また血流スキャンから腫脹部に一致したRIの集積が認められた. 下顎骨中心性血管腫の診断のもとに支配動脈を結紮した後, 低血圧麻酔とCO_2 Laserを用い腫瘍を下顎骨お...
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Veröffentlicht in: | 日本レーザー医学会誌 1987, Vol.7 (4), p.91-91 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 右側下顎骨体部に顎骨中心性に発生したと思われる血管腫様病変の一例を経験し, かつ, 支配動脈の結紮の後低血圧下麻酔とCO_2 Laserを併用することにより, 少ない出血量で摘出し得たので報告する. 患者は43才の女性で, 右下顎骨体部に35×33mmの無痛性の腫脹を認め, また, X線写真およびCTから, 同部に境界明瞭な透過像を認めた. Angiographyから下歯槽動脈および顔面動脈の分枝が主な支配動脈と考えられた. また血流スキャンから腫脹部に一致したRIの集積が認められた. 下顎骨中心性血管腫の診断のもとに支配動脈を結紮した後, 低血圧麻酔とCO_2 Laserを用い腫瘍を下顎骨および周囲軟組織より剥離摘出した. 術中の出血は比較的稀かで, 術後の出血も認められなかった. 病理組織学的にはIntravascular angionmatosisと診断された. |
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ISSN: | 0288-6200 |