LASER光による頭頸部癌の治療

CO_2 LASER(Light Amplification by Stimulated Emmission of Radiation)は近年とみにその応用範囲が拡大されてきた. 一般に, 頭頸部腫瘍に応用されるLASERは, 炭酸ガスLASERが最も多く, ついで, Nd-YAG LASERである. Argon LASERもphoto radiationと共にその応用範囲は, 悪性腫瘍の根治手術また, 減量手術に多用されるようになって来た. 最近, 一酸化炭素(CO)LASERも開発されており, その安全性さえ確保されれば, 充分臨床応用の段階に来ている. 私共が主として用いているCO_2...

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 1984, Vol.5(1), pp.22-29
1. Verfasser: 井上, 鐵三
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:CO_2 LASER(Light Amplification by Stimulated Emmission of Radiation)は近年とみにその応用範囲が拡大されてきた. 一般に, 頭頸部腫瘍に応用されるLASERは, 炭酸ガスLASERが最も多く, ついで, Nd-YAG LASERである. Argon LASERもphoto radiationと共にその応用範囲は, 悪性腫瘍の根治手術また, 減量手術に多用されるようになって来た. 最近, 一酸化炭素(CO)LASERも開発されており, その安全性さえ確保されれば, 充分臨床応用の段階に来ている. 私共が主として用いているCO_2 LASERによる頭頸部悪性腫瘍の治療方法及び成績について述べる. 喉頭癌に対してのCO_2 LASER治療 過去13ケ月に, 喉頭癌18症例, 25手術例を経験した. 症例は, T_1 ,T_2 がほとんどで, 初診の段階で手術可能と推測されたT_3 の症例である. 原則としてNo,Moであるが, neck dissectionでnodeの完全摘出可能と推測されたものには, 喉頭腫瘍にLASERを試みている.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm1980.5.1_22