2018年血液製剤使用実態調査における院内分割製剤の実績
「はじめに」日本輸血・細胞治療学会では, 国の委託事業として, 日本における輸血管理及び実施体制と血液製剤使用実態を正確に把握するために調査を実施している. 2015年では, 分割製剤について院内分割実績のある施設数, 赤血球液の使用本数と患者数を調査した. 回答施設134中108施設 (80.6%) が分割業務を実施したと回答した. 2015年には, 安全な分割業務を実施できるように, 血液製剤の院内分割マニュアルが作成, 公表された. 2018年の実態調査のなかで, 院内分割製剤について詳細な実績調査を行ったので報告する. 本論文は, 日本輸血・細胞治療学会が編集した「平成30年度血液製剤...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血細胞治療学会誌 2021/06/25, Vol.67(3), pp.470-475 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」日本輸血・細胞治療学会では, 国の委託事業として, 日本における輸血管理及び実施体制と血液製剤使用実態を正確に把握するために調査を実施している. 2015年では, 分割製剤について院内分割実績のある施設数, 赤血球液の使用本数と患者数を調査した. 回答施設134中108施設 (80.6%) が分割業務を実施したと回答した. 2015年には, 安全な分割業務を実施できるように, 血液製剤の院内分割マニュアルが作成, 公表された. 2018年の実態調査のなかで, 院内分割製剤について詳細な実績調査を行ったので報告する. 本論文は, 日本輸血・細胞治療学会が編集した「平成30年度血液製剤使用実態調査 (基本調査) データ集」をもとにまとめたものであり, 転載にあたって日本輸血・細胞治療学会の許諾承認を得ている. 「対象および方法」2018年調査は, 2017年に日本赤十字血液センター (以下, 日赤) から血液製剤の供給を受けた医療機関10,090施設を対象とし, そのうち調査を辞退または返送された施設を除く10,034施設に調査表を送付した. |
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ISSN: | 1881-3011 1883-0625 |
DOI: | 10.3925/jjtc.67.470 |