在宅赤血球輸血ガイド

「I. はじめに」「1. 作成の経緯」日本輸血・細胞治療学会では, 厚生労働省から「血液製剤使用実態調査(輸血業務に関する総合調査)」を受託し実施してきた. その中で中規模・大規模医療機関(ここでいう中規模・大規模医療機関の定義はそれぞれ病床数300床以上499床以下, 500床以上)の輸血管理体制・実施体制は, 厚生労働省が示した指針(血液製剤の使用指針, 輸血療法の実施に関する指針)に則り, 整備されてきている状況が示された. しかし, 小規模医療機関における輸血管理体制・実施体制は, 厚生労働省が示した指針を規範とすると, 不備であると言わざるを得ない状況であった. さらに詳細な検討によ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血細胞治療学会誌 2017/10/20, Vol.63(5), pp.664-673
Hauptverfasser: 北澤, 淳一, 玉井, 佳子, 藤田, 浩, 牧野, 茂義, 正木, 康史, 大本, 英次郎, 小田, 秀隆, 中村, 弘, 二木, 敏彦, 黒田, 優, 立花, 直樹, 松本, 雅則, 松下, 正
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「I. はじめに」「1. 作成の経緯」日本輸血・細胞治療学会では, 厚生労働省から「血液製剤使用実態調査(輸血業務に関する総合調査)」を受託し実施してきた. その中で中規模・大規模医療機関(ここでいう中規模・大規模医療機関の定義はそれぞれ病床数300床以上499床以下, 500床以上)の輸血管理体制・実施体制は, 厚生労働省が示した指針(血液製剤の使用指針, 輸血療法の実施に関する指針)に則り, 整備されてきている状況が示された. しかし, 小規模医療機関における輸血管理体制・実施体制は, 厚生労働省が示した指針を規範とすると, 不備であると言わざるを得ない状況であった. さらに詳細な検討により, 小規模医療機関の中でも, 特に100床未満病院, 診療所, また病院外(在宅や介護施設など), 外来における輸血の実施状況には, 厚生労働省が示した指針では対応困難な状況があることも分かった.
ISSN:1881-3011
1883-0625
DOI:10.3925/jjtc.63.664