茨城県合同輸血療法委員会発足後5年間の活動
「はじめに」茨城県合同輸血療法委員会(以下, 委員会)は平成22年に発足し, これまで輸血用血液製剤の適正使用推進の一環として「廃棄血削減プロジェクト」を実践してきた. 本稿では発足後5年間に渡る活動及びその効果について報告する. 平成17年に厚生労働省から「血液製剤の適正使用推進に係る先進事例等調査結果及び具体的強化方策の提示等について」(薬食血発第0606001号)により通知があり, 委員会設置が検討されたが, 平成17年の都道府県別血液製剤使用状況調査から, 県内の使用状況を全国のデータと比較し, 適正使用は推進されていると判断され, この時点での委員会設置は見送られた. しかし輸血医療...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本輸血細胞治療学会誌 2017/08/31, Vol.63(4), pp.630-633 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「はじめに」茨城県合同輸血療法委員会(以下, 委員会)は平成22年に発足し, これまで輸血用血液製剤の適正使用推進の一環として「廃棄血削減プロジェクト」を実践してきた. 本稿では発足後5年間に渡る活動及びその効果について報告する. 平成17年に厚生労働省から「血液製剤の適正使用推進に係る先進事例等調査結果及び具体的強化方策の提示等について」(薬食血発第0606001号)により通知があり, 委員会設置が検討されたが, 平成17年の都道府県別血液製剤使用状況調査から, 県内の使用状況を全国のデータと比較し, 適正使用は推進されていると判断され, この時点での委員会設置は見送られた. しかし輸血医療の情報共有, 安全性向上が必要であることから, 平成19年6月, 県内医療機関の輸血担当の医師, 輸血業務の担当者, そして血液センターの職員をメンバーとして, 茨城県輸血細胞治療ネットワークが設立された. |
---|---|
ISSN: | 1881-3011 1883-0625 |
DOI: | 10.3925/jjtc.63.630 |