8. FC500によるCD34陽性細胞数の測定

【はじめに】CD34陽性細胞数の測定は1999年新病院移転以降, BD社のFACSCaliburを用いたFCM法で測定し, 移植の目安としてきた. FACSCaliburもレーザー耐用年数を迎え, 次期機種:ベックマンコールター社のFC500へ変更することとなり, 両機種の比較検討を行ったので報告する. 【対象および方法】試料はPBSCHを行った患者検体19検体と, 末梢血6検体を用いた. 測定はFACSCalibur(Procount-Kit)とFC500(Stem-Kit)で行った. 【結果および考察】FACSCalibur(x)とFC500(y)は, r=0.998, P<0.0001で...

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Veröffentlicht in:日本輸血細胞治療学会誌 2008, Vol.54 (1), p.69-69
Hauptverfasser: 東み幸, 楠山摩希子, 滝本真由美, 中島志保, 松浪美佐子, 小島研介, 中熊秀喜
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】CD34陽性細胞数の測定は1999年新病院移転以降, BD社のFACSCaliburを用いたFCM法で測定し, 移植の目安としてきた. FACSCaliburもレーザー耐用年数を迎え, 次期機種:ベックマンコールター社のFC500へ変更することとなり, 両機種の比較検討を行ったので報告する. 【対象および方法】試料はPBSCHを行った患者検体19検体と, 末梢血6検体を用いた. 測定はFACSCalibur(Procount-Kit)とFC500(Stem-Kit)で行った. 【結果および考察】FACSCalibur(x)とFC500(y)は, r=0.998, P<0.0001であり相関は良好であった. 従来機種に比べ, ISHAGE推奨の階層化ゲーティング法を用いることにより, 境界が明瞭であるため, CD34陽性細胞数が少量の場合でも, 個人差の少ないより正確な結果を得ることが可能である.
ISSN:1881-3011