8.三重県輸血療法委員会の活動について
【はじめに】三重県輸血療法委員会は三重県健康福祉部, 三重県赤十字血液センター, 三重大学医学部附属病院輸血部と三重県下の医療機関によって構成されており, 平成11年度から活動を行っている. 安全な輸血療法を行う体制の整備, 血液製剤の適正使用を推進する目的で各種活動を行っているので報告する. 【活動内容】(1)毎年1回, 血液製剤の適正使用や安全な輸血療法に関する講習会を開催. 平成13年度からは県内, 年2~4ヵ所の病院での研修会も併せて実施している. (2)輸血療法に関するアンケート調査の実施(3)輸血療法マニュアル等の作成(4)血液型(亜型), 不規則抗体証明書の発行, 登録制度の実施...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血細胞治療学会誌 2007, Vol.53 (1), p.70-70 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】三重県輸血療法委員会は三重県健康福祉部, 三重県赤十字血液センター, 三重大学医学部附属病院輸血部と三重県下の医療機関によって構成されており, 平成11年度から活動を行っている. 安全な輸血療法を行う体制の整備, 血液製剤の適正使用を推進する目的で各種活動を行っているので報告する. 【活動内容】(1)毎年1回, 血液製剤の適正使用や安全な輸血療法に関する講習会を開催. 平成13年度からは県内, 年2~4ヵ所の病院での研修会も併せて実施している. (2)輸血療法に関するアンケート調査の実施(3)輸血療法マニュアル等の作成(4)血液型(亜型), 不規則抗体証明書の発行, 登録制度の実施(5)三重県版I&Aの実施(6)血液製剤発注システムの構築, 改良などの活動を行っている. 【結果】平成18年度のアンケート調査では, 県内30施設(全県供給量の94.8%)の内, 輸血一元管理は, 25施設(83.3%, H10年度調査26.6%)で実施されていた. 輸血療法委員会は27施設(90%, H10年度調査30%)で設置され, 責任医師の任命は21施設(70%, H10年度調査13.3%)であった. H17年度の県内各血液製剤供給量はH10年を100%とすると赤血球製剤80.5%, 血小板製剤79.4%, FFP製剤33. 5%にそれぞれ減少している. 【まとめ】安全な輸血療法を行う体制, 血液製剤の適正使用が年々進んできていることが明らかになった. 今後も, より安全でより有効な輸血療法の推進に努めて行きたい. |
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ISSN: | 1881-3011 |