19. 京阪さい帯血バンクの現況(第2報)-臍帯血移植成績の向上を目的とした検討
当バンクは, 運営面および安全性等の技術面において, 先行バンクの水準以上の高いハードルをクリアーし, 昨年3月に11番目のバンクとして日本さい帯血バンクネットワークに入会した. 技術スタッフは, いずれもセンター歴6~31年(平均17年)の十分なキャリアを有した職員10名が兼任しているが, 毎月, センター毎に, センター間で, 検討会議を開催し, 最新情報の共有ならびに調製保存における問題点の討論を行っている. 昨年から今年にかけては, (1)採取施設における温度管理, (2)無菌試験法, (3)保存液に加えるDMSO濃度, (4)細胞生存率測定法, (5)CD34陽性細胞数測定法に関する...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 2006, Vol.52 (1), p.80-81 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当バンクは, 運営面および安全性等の技術面において, 先行バンクの水準以上の高いハードルをクリアーし, 昨年3月に11番目のバンクとして日本さい帯血バンクネットワークに入会した. 技術スタッフは, いずれもセンター歴6~31年(平均17年)の十分なキャリアを有した職員10名が兼任しているが, 毎月, センター毎に, センター間で, 検討会議を開催し, 最新情報の共有ならびに調製保存における問題点の討論を行っている. 昨年から今年にかけては, (1)採取施設における温度管理, (2)無菌試験法, (3)保存液に加えるDMSO濃度, (4)細胞生存率測定法, (5)CD34陽性細胞数測定法に関する検討結果について検討を行った. (1)(2)(3)については臍帯血の品質に直接影響を及ぼすものであり, (4)(5)については移植成績の解析に寄与するなど, これらの検討結果が臍帯血移植成績の向上に果たす役割は大きいと考える. |
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ISSN: | 0546-1448 |