2.進行担癌患者における樹状細胞アフェレーシスの採取効率-AmicusとSpectraの比較
【背景】進行担癌患者に対し, 樹状細胞を利用した腫瘍免疫療法が施行される例が増えつつある. 樹状細胞を効率的に, かつ患者の負担を少なく採取することが重要である. 我々はAmicusとSpectraの2機種間で樹状細胞アフェレーシスの効率を比較検討した. 【方法】2002年8月から2003年7月に施行されたのべ84例(患者数44人)について検討した. (Amicus42例, Spectra42例)【結果】Spectra使用時ではAmicus使用時より, 単球の採取細胞数が有意に多かった. また樹状細胞の採取細胞数もSpectraが多い傾向であった. 一方Spectra使用時ではAmicus使用...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 2003, Vol.49 (6), p.772-772 |
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Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【背景】進行担癌患者に対し, 樹状細胞を利用した腫瘍免疫療法が施行される例が増えつつある. 樹状細胞を効率的に, かつ患者の負担を少なく採取することが重要である. 我々はAmicusとSpectraの2機種間で樹状細胞アフェレーシスの効率を比較検討した. 【方法】2002年8月から2003年7月に施行されたのべ84例(患者数44人)について検討した. (Amicus42例, Spectra42例)【結果】Spectra使用時ではAmicus使用時より, 単球の採取細胞数が有意に多かった. また樹状細胞の採取細胞数もSpectraが多い傾向であった. 一方Spectra使用時ではAmicus使用時よりアフェレーシスによる血小板数の減少率が大きかった. 【考察】SpectraはAmicusより樹状細胞の採取において優れていることが示唆されたが, 血小板減少をより強く引き起こすと考えられた. 症例により機種を使い分ける必要があると思われた. |
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ISSN: | 0546-1448 |