10.トータル輸血システムの構築について
安全で適正な輸血業務を24時間体制で実施して行くためには輸血業務を見直し, トータル的な輸血システムの構築が必要である. 不適合輸血の原因として輸血時の血液バッグや患者の取り違えが半数を占めているが, これを回避するためにはコンピュータと連動した患者リストバンドによる照合確認が最も有効である. 当院では, 平成14年9月より輸血(検査, 製剤および自己血採血の予約)オーダリングの導入を機会に輸血実施時の照合システムを取り入れた. ツールから輸血実施入力を選択→《輸血患者照合》→リストバンドを読み込む→《血液使用実施入力》→血液バッグの血液型/品名/製剤番号のバーコードを順次読み込む. 照合して...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 2003, Vol.49 (4), p.589-590 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 安全で適正な輸血業務を24時間体制で実施して行くためには輸血業務を見直し, トータル的な輸血システムの構築が必要である. 不適合輸血の原因として輸血時の血液バッグや患者の取り違えが半数を占めているが, これを回避するためにはコンピュータと連動した患者リストバンドによる照合確認が最も有効である. 当院では, 平成14年9月より輸血(検査, 製剤および自己血採血の予約)オーダリングの導入を機会に輸血実施時の照合システムを取り入れた. ツールから輸血実施入力を選択→《輸血患者照合》→リストバンドを読み込む→《血液使用実施入力》→血液バッグの血液型/品名/製剤番号のバーコードを順次読み込む. 照合していれば照合済みの血液製剤が表示される. →輸血実施を押して終了. 照合しない時には【別の患者用の製剤です】などのエラーメッセージが表示され血液バックの取り違いを防止できる. 課題は無線LANのシステム環境の改善である. |
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ISSN: | 0546-1448 |