心臓血管外科手術における血液製剤管理の効率化
「目的」 少子高齢化に伴う血液製剤の需給バランスの急速な悪化が予想され, 血液製剤の適正, 有効利用の対策として, MSBOS,SBOE,Type & Screenの導入が推奨されている. 当センターでも従来MSBOSを代表的心臓血管外科術式で決定, 運用してきた. しかし, 心臓血管外科手術は, 血小板機能, 凝固線溶系に異常を来す要因が多く, 一旦出血すれば, 20単位以上の大量輸血を余儀なくされる. 従って, 同一術式でも, 同種血輸血を回避する症例から, 数十単位の輸血を必要とするものまで偏差が多くMSBOSの運用に問題が多かった. このためType & Screenを...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「目的」 少子高齢化に伴う血液製剤の需給バランスの急速な悪化が予想され, 血液製剤の適正, 有効利用の対策として, MSBOS,SBOE,Type & Screenの導入が推奨されている. 当センターでも従来MSBOSを代表的心臓血管外科術式で決定, 運用してきた. しかし, 心臓血管外科手術は, 血小板機能, 凝固線溶系に異常を来す要因が多く, 一旦出血すれば, 20単位以上の大量輸血を余儀なくされる. 従って, 同一術式でも, 同種血輸血を回避する症例から, 数十単位の輸血を必要とするものまで偏差が多くMSBOSの運用に問題が多かった. このためType & Screenを導入し, 術前には万一の出血時に最低限必要な単位数(6-10単位, 自己血を含む)のみ出庫し, 術中追加時に迅速に数単位づつ出庫するシステムを採用した. 今回, Type & Screenの有用性と, MSBOS,SBOEのシュミレーション運用を行い比較検討したので報告する. |
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ISSN: | 0546-1448 |