LAK細胞の標的細胞破壊に及ぼすCD94, HLA-Gの影響

[目的] 古典的HLA抗原であるクラス-I抗原はnatural killer(NK)細胞やlymphokine-activated killer(LAK)細胞のkiller cell inhibitory receptor(KIR)を介してNK活性やLAK活性に抑制的に作用するが, 非古典的HLA抗原であるHLA-GやHLA-Eはいかに作用するか興味がある. HLA-EのKIRはCD94だが, HLA-GのKIRは未だ不明である. 今回これら非古典的HLA抗原がNK細胞やLAK細胞に対して抑制的に作用するか否かを検討した. [方法] NK細胞は末梢血リンパ球(PBL)とし, LAK細胞はPBL...

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Hauptverfasser: 松本美紀, 増田智子, 吉田さやか, 梶原道子, 小松文夫
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:[目的] 古典的HLA抗原であるクラス-I抗原はnatural killer(NK)細胞やlymphokine-activated killer(LAK)細胞のkiller cell inhibitory receptor(KIR)を介してNK活性やLAK活性に抑制的に作用するが, 非古典的HLA抗原であるHLA-GやHLA-Eはいかに作用するか興味がある. HLA-EのKIRはCD94だが, HLA-GのKIRは未だ不明である. 今回これら非古典的HLA抗原がNK細胞やLAK細胞に対して抑制的に作用するか否かを検討した. [方法] NK細胞は末梢血リンパ球(PBL)とし, LAK細胞はPBLをinterleukin-2で刺激して誘導した. 比較の意味でNK株化細胞(NK-92)をも用いた. 標的細胞には種々のcell lineを用い, キリングは4h-^^51 Cr release assayにて測定した. Anti-HLA-G,anti-CD94はImmuno Tech社製のものを用いた. HLA-G,CD94のブロックは細胞をこれら抗体で4℃, 30分処理する方法を取った.
ISSN:0546-1448