輸血部の24時間体制

平成11年に改正された『輸血療法の実施に関する指針』の中で, 輸血検査は検査技師による24時間体制で実施することが望ましいと記載されている. 当院輸血部は, 1951年にその前身である血液銀行設立当初より, 宿日直制による24時間体制を実施してきた. 近年には, 輸血業務の変更・拡大に伴い, 宿日直の業務内容や, 人員体制の見直しがなされてきた. 今回はその現状を報告し, 今後の課題について報告する. 「宿日直体制の現状」 人員構成は輸血部検査技師5名, 中央検査部検査技師7名の計12名で, 日直・宿直ともに1名で業務にあたる. 中央検査部所属の検査技師は, 約3ヶ月間輸血部の通常業務に入り,...

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Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 2001, Vol.47 (2), p.252-252
Hauptverfasser: 須永和代, 高橋陽子, 早川瑞穂, 久野浩史, 中津川庸子, 市川喜美子, 新井盛夫, 福武勝幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:平成11年に改正された『輸血療法の実施に関する指針』の中で, 輸血検査は検査技師による24時間体制で実施することが望ましいと記載されている. 当院輸血部は, 1951年にその前身である血液銀行設立当初より, 宿日直制による24時間体制を実施してきた. 近年には, 輸血業務の変更・拡大に伴い, 宿日直の業務内容や, 人員体制の見直しがなされてきた. 今回はその現状を報告し, 今後の課題について報告する. 「宿日直体制の現状」 人員構成は輸血部検査技師5名, 中央検査部検査技師7名の計12名で, 日直・宿直ともに1名で業務にあたる. 中央検査部所属の検査技師は, 約3ヶ月間輸血部の通常業務に入り, 輸血業務の教育を受けた後, 宿日直業務に入る. 輸血検査業務としては, 血液型検査, 不規則性抗体検査, 交差適合試験, 緊急輸血検査等を行う. 輸血検査以外の業務としては, 血液製剤の受注, 払い出し, 放射線照射, 輸血副作用発生時の対応等で, ほとんど通常業務の延長として行われている.
ISSN:0546-1448