院内血液汚染事故後C型急性肝炎におけるHCVのhypervariable regionのクローン数と塩基多様度の検討
「目的」 院内血液汚染事故後にC型急性肝炎を発症した症例と感染源となった血液中に存在するC型肝炎ウイルス(HCV)のhypervariable region(HVR)のクローン数と塩基多様度を検討し比較した. 「対象・方法」 当大学病院にて1994年1月から2000年8月までに届け出られた院内血液汚染事故は864件であり, そのうちC型肝炎関連の事故の総数は356件で, うち3例(0.8%)にC型急性肝炎発症を認めた. 感染源の患者から事故後採血できたものが2件あり, それらの患者から得た事故直後の血清と被汚染者から得た血清を用いてFSSA法(fluorescence single stran...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 「目的」 院内血液汚染事故後にC型急性肝炎を発症した症例と感染源となった血液中に存在するC型肝炎ウイルス(HCV)のhypervariable region(HVR)のクローン数と塩基多様度を検討し比較した. 「対象・方法」 当大学病院にて1994年1月から2000年8月までに届け出られた院内血液汚染事故は864件であり, そのうちC型肝炎関連の事故の総数は356件で, うち3例(0.8%)にC型急性肝炎発症を認めた. 感染源の患者から事故後採血できたものが2件あり, それらの患者から得た事故直後の血清と被汚染者から得た血清を用いてFSSA法(fluorescence single strand conformation polymorphism and sequence analysis)によってHVRのクローン数と塩基多様度の解析を行った. 塩基多様度については, HVRの75塩基のうち何ヶ所変異が認められるかを測定した. |
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ISSN: | 0546-1448 |