市販モノクロナール抗E, 抗e抗体の比較検討

目的:市販モノクロナール抗E, 抗e抗体の反応性を比較検討した結果を報告する. 方法:献血者(再来含む)5,036検体を対象とした. 4社のモノクロナール抗Eおよび抗e抗体を用い, 血液型自動分析機TORAYMACGRでスクリーニングを行った. 不一致を認めたものは用手法(試験管法)で再検査を行った. 結果:1例のpartial Eと思われる検体が検出された. 各モノクロナール抗Eとの反応はA社(W+), B社(1+), C社(0), D社(2+), 市販ポリクロナール血清との反応はB社(1+), C社(1+). Rh表現型はCcDEeであった, 抗E抗体では試薬間での反応性の大きな違いはなか...

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Hauptverfasser: 矢野健一, 御手洗安興, 藤永裕
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:市販モノクロナール抗E, 抗e抗体の反応性を比較検討した結果を報告する. 方法:献血者(再来含む)5,036検体を対象とした. 4社のモノクロナール抗Eおよび抗e抗体を用い, 血液型自動分析機TORAYMACGRでスクリーニングを行った. 不一致を認めたものは用手法(試験管法)で再検査を行った. 結果:1例のpartial Eと思われる検体が検出された. 各モノクロナール抗Eとの反応はA社(W+), B社(1+), C社(0), D社(2+), 市販ポリクロナール血清との反応はB社(1+), C社(1+). Rh表現型はCcDEeであった, 抗E抗体では試薬間での反応性の大きな違いはなかったが, CcDEeにおいてA社の試薬が若干弱い反応を示す検体があった. 抗e抗体ではccDEeでB社が弱い傾向があり, 10分間静置後遠心しても, W+~1+程度と非常に弱い検体があった.
ISSN:0546-1448