血小板製剤中グルコース消費量と血小板活性化の関連性

「目的」血小板製剤(PC)中のブドウ糖消費は一部の細菌による汚染およびその繁殖のスクリーニングに有用である可能性が報告されている. 一方で, 血小板は豊富にglucose transporter 3を発現し, 未刺激状態でも一定の割合でブドウ糖を消費する. この消費量は血小板活性化に伴い増加する. 取り込まれたブドウ糖は主としてATP産生に使用されるため, 血小板では必要APをまかなうため多量のブドウ糖の取り込みを必要とする. そこで, 今回, 我々はPC中のブドウ糖消費とPC中血小板の活性化の関連性を検討した. 「方法」アフェレーシスで得られたPCを3,000rpm10分間遠心後, 上清のグ...

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Hauptverfasser: 中條聖子, 小田淳, 平山文也, 秋野光明, 山本定光, 池淵研二, 池田久實
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」血小板製剤(PC)中のブドウ糖消費は一部の細菌による汚染およびその繁殖のスクリーニングに有用である可能性が報告されている. 一方で, 血小板は豊富にglucose transporter 3を発現し, 未刺激状態でも一定の割合でブドウ糖を消費する. この消費量は血小板活性化に伴い増加する. 取り込まれたブドウ糖は主としてATP産生に使用されるため, 血小板では必要APをまかなうため多量のブドウ糖の取り込みを必要とする. そこで, 今回, 我々はPC中のブドウ糖消費とPC中血小板の活性化の関連性を検討した. 「方法」アフェレーシスで得られたPCを3,000rpm10分間遠心後, 上清のグルコース濃度を測定した. 血小板の形態は固定後, 位相差顕微鏡を用いて観察し, またflow cytometryによって血小板表面のP-selectinの発現を検討した.
ISSN:0546-1448