放射線照射工程の簡易バリデーション法

GVHDの発症予防策としては輸血用血液への放射線照射が行われるが, 照射済みの確認には放射線検知紙(RAD-SURE(TM) )が広く利用されている. 今回このRAD-SURE(TM)を用いた照射工程のバリデーションの可能性について検討を加えた. 「方法」今回の検討には15Gy用RAS-SURE^TMを用い, IBL437C又はガンマセル40イグザクタによりγ線の照射を行った. 1)RAD-SURE(TM)法による吸収線量測定 輸血用血液の照射に際して, RAD-SURE^TMを置きその色調変化を色彩色差計のa^* 値に変換後, 吸収線量とa^*値の関係を求めた. 尚, 別途TLD測定素子を用...

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Hauptverfasser: 八代進, 田中智樹, 中村定生, 古田求, 植田米男, 高柳美行, 中嶋武, 神谷忠, 小澤和郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:GVHDの発症予防策としては輸血用血液への放射線照射が行われるが, 照射済みの確認には放射線検知紙(RAD-SURE(TM) )が広く利用されている. 今回このRAD-SURE(TM)を用いた照射工程のバリデーションの可能性について検討を加えた. 「方法」今回の検討には15Gy用RAS-SURE^TMを用い, IBL437C又はガンマセル40イグザクタによりγ線の照射を行った. 1)RAD-SURE(TM)法による吸収線量測定 輸血用血液の照射に際して, RAD-SURE^TMを置きその色調変化を色彩色差計のa^* 値に変換後, 吸収線量とa^*値の関係を求めた. 尚, 別途TLD測定素子を用いて吸収線量の確認を行った. 2)方法比較 放射線照射に際して, その吸収線量をTLD法とRAD-SURE(TM)法により測定し, 相関性を検討した. 3)照射済RAD-SURE(TM)におけるa^* 値の変化照射済RAD-SURE(TM)を室温暗所に保存し, 照射後4ヶ月までの経時変化を追跡した. また, 本法による各種バリデーションにつき検討した.
ISSN:0546-1448