生体肝移植における輸血療法の現況

京都大学では1991年より1999年5月までの8年間に465例の生体肝移植が行われた. 一部の代謝異常をのぞき肝機能の廃絶した状態の患者にきわめて大きな侵襲である肝移植を行うにあたって, 洗練された手術手技のみならず周到な準備と正確な判断に裏打ちされた周術期管理が欠くことのできない両輪である. その周術期管理の中で, 輸血療法が重要なことは言うまでもない. この稿では, 試行錯誤を繰り返した後にたどり着いた, 私たちが現在行っている生体肝移植における輸血療法について報告する....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1999-12, Vol.45 (6), p.759-760
Hauptverfasser: 江川裕人, 田中紘一, 足立健彦, 岡垣哲弥, 伊藤和彦
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:京都大学では1991年より1999年5月までの8年間に465例の生体肝移植が行われた. 一部の代謝異常をのぞき肝機能の廃絶した状態の患者にきわめて大きな侵襲である肝移植を行うにあたって, 洗練された手術手技のみならず周到な準備と正確な判断に裏打ちされた周術期管理が欠くことのできない両輪である. その周術期管理の中で, 輸血療法が重要なことは言うまでもない. この稿では, 試行錯誤を繰り返した後にたどり着いた, 私たちが現在行っている生体肝移植における輸血療法について報告する.
ISSN:0546-1448