生体部分肝移植への血液供給体制について
当血液センター管内の弘前大学医学部第二外科では平成6年2月から4例の生体部分肝移植を実施し, 当血液センターは全ての移植に血液を供給した. 1例目はCMV(-)を3週間前より検索し, 165単位を供給した. 2例目は追加の280単位を含む520単位を供給するとともに需給調整によって565単位を確保した. 3例目はM(-)の赤血球製剤を含む311単位を供給し, そのうち119単位は追加であった. 4例目は準備した140単位のみで追加はなかった. 何れの症例も血漿製剤を多く供給していることから, 血漿製剤の在庫を多くする必要があった. 当血液センターが供給した供給量と移植手術中に使用された使用量の...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 当血液センター管内の弘前大学医学部第二外科では平成6年2月から4例の生体部分肝移植を実施し, 当血液センターは全ての移植に血液を供給した. 1例目はCMV(-)を3週間前より検索し, 165単位を供給した. 2例目は追加の280単位を含む520単位を供給するとともに需給調整によって565単位を確保した. 3例目はM(-)の赤血球製剤を含む311単位を供給し, そのうち119単位は追加であった. 4例目は準備した140単位のみで追加はなかった. 何れの症例も血漿製剤を多く供給していることから, 血漿製剤の在庫を多くする必要があった. 当血液センターが供給した供給量と移植手術中に使用された使用量の比は平均で1.8であった. 生体部分肝移植の移植日や血液の準備量等の情報が事前にあると血液センターは十分に協力が可能であった. |
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ISSN: | 0546-1448 |