当院におけるprimary allo PESCT5例の検討
目的:当院で5例のprimary allo PBSCTを経験したので検討し報告する. 対象と方法:患者年齢は26~46(中央値38)歳. 男性4例, 女性1例. 対象疾患はCML CP1例, MDSRA2例, AML2ndCR1例, AML non CR1例. ドナーは全例HLA遺伝子学的一致同胞, 年齢は28~48(37)歳, 男性4例, 女性1例. 輸注有核細胞数は3.3~4.1(4.0)×10^8 /kg, CD34陽性細胞で1.6~6.9(3.3)10^6 /kg, 移植前処置はCA+CY+TB11例, BU+CY+TB13例, L-PAM+BU+TB11例. GVHD予防は全例sMT...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 1998, Vol.44 (5), p.650-651 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的:当院で5例のprimary allo PBSCTを経験したので検討し報告する. 対象と方法:患者年齢は26~46(中央値38)歳. 男性4例, 女性1例. 対象疾患はCML CP1例, MDSRA2例, AML2ndCR1例, AML non CR1例. ドナーは全例HLA遺伝子学的一致同胞, 年齢は28~48(37)歳, 男性4例, 女性1例. 輸注有核細胞数は3.3~4.1(4.0)×10^8 /kg, CD34陽性細胞で1.6~6.9(3.3)10^6 /kg, 移植前処置はCA+CY+TB11例, BU+CY+TB13例, L-PAM+BU+TB11例. GVHD予防は全例sMTX+CyA. 結果:全例で生着を認め, 血液学的回復は好中球数>500μlは12日, 血小板数>50,000/μlは15日, 網状赤血球>10%は15日であった. A-GVHDは全例に認めgrade12例, grade II1例, grade III2例であった. Grade IIIは2例ともskin+gut卅でありステロイド治療で消退した. C-GVHDは3例に認め, limited type2例, extensive type1例(3例ともKS90)であった. 移植後合併症としてCMV-IP1例, HSV感染1例, VZV感染症2例, 肝結核2例を認めた. 現在, 全症例再発なく生存中である. 観察期間は272~637(453)日. 考案:Allo PBSCTは有効でかつ安全な治療法と考える. 現在, 厚生省研究班の全国調査により短期中期のドナーの安全性が確立されているので, 近い将来患者ならびにドナーがBMTかPBSCTを選択できるようになることが期待される. |
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ISSN: | 0546-1448 |