血液センター採血業務の現状について
血液センターでは, 従来より「安全な血液の確保」を目指して採血業務を行っている. また, Donorに対しても「安全な採血」を行い, Volunteer活動としても「献血運動」が社会的に定着してきている. 受付や問診時の爽やかで厳格な対応は, より一層の安全性の向上や的確な血液製剤の確保を可能とする上で重要である. (1)信頼して何でも話せる環境(対応なども含む)を整えることは問診の正確度を高め, 安全な採血, 安全な血液確保の要点となる. (2)Informed Consentで必要とする献血への協力を求めること. Donorの種々の状況を正確に把握して, 採血種別, 採血機種の選択を行うな...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 血液センターでは, 従来より「安全な血液の確保」を目指して採血業務を行っている. また, Donorに対しても「安全な採血」を行い, Volunteer活動としても「献血運動」が社会的に定着してきている. 受付や問診時の爽やかで厳格な対応は, より一層の安全性の向上や的確な血液製剤の確保を可能とする上で重要である. (1)信頼して何でも話せる環境(対応なども含む)を整えることは問診の正確度を高め, 安全な採血, 安全な血液確保の要点となる. (2)Informed Consentで必要とする献血への協力を求めること. Donorの種々の状況を正確に把握して, 採血種別, 採血機種の選択を行うなどは安全採血に重要である. (3)待ち時間の最少化はDonorの負担を軽くし, DonorのRepeat化や献血登録の推進となる. より高度な採血技術は安全な採血, 安全な血液の確保には重要な要素である. Donorの信頼は安全な採血により培われ, 安全な血液は適格な採血技術により一層安定的に確保される. (1)採血機種の特徴を熟知し, 的確な操作で品質の良い血液を確保する. (2)血小板は採取単位のばらつきが無いように採血する. (3)採血中の観察を徹底し, 安全採血を行うことなど医療機関に「よりニーズに合った高品質の血液」を安定的に供給するために, 血液センターのNsが日頃行っている義務の内容を紹介する. |
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ISSN: | 0546-1448 |