当院における輸血管理の現状と問題点

【はじめに】1994年7月1日, 国立福岡中央病院と国立久留米病院の再編成計画に基づき国立病院九州医療センターが開院した. 当院は高度先進医療をその設立目的とするが, 循環器急患が多く, 夜間・休日を問わず緊急入院・緊急手術が行われる. 開院当初より, 製剤管理が薬局から検査科へ移管されたが, 輸血部として独立していないため, 輸血関連検査は臨床検査科内の緊急検査室業務として行われている. この緊急検査室は通常日勤を血清検査室4名中の1名で, 宿直を男性検査技師13名, 日直を女性検査技師14名の輪番制で運営している. 開院より2年余り経過した現在の輸血管理運用状況について報告する. 【業務内...

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Hauptverfasser: 久保田緑, 高以来千春, 池田緑, 石川喜久, 奥野忠良, 安藤文英
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【はじめに】1994年7月1日, 国立福岡中央病院と国立久留米病院の再編成計画に基づき国立病院九州医療センターが開院した. 当院は高度先進医療をその設立目的とするが, 循環器急患が多く, 夜間・休日を問わず緊急入院・緊急手術が行われる. 開院当初より, 製剤管理が薬局から検査科へ移管されたが, 輸血部として独立していないため, 輸血関連検査は臨床検査科内の緊急検査室業務として行われている. この緊急検査室は通常日勤を血清検査室4名中の1名で, 宿直を男性検査技師13名, 日直を女性検査技師14名の輪番制で運営している. 開院より2年余り経過した現在の輸血管理運用状況について報告する. 【業務内容】輸血関連:血液型判定, 不規則抗体検査(宿日直帯では不規則抗体検査未実施), 交差適合試験, 血液製剤管理(発注, 入出庫, 在庫, 統計) 緊急検査:生化学19項目, 血算, 尿定性(沈査), 妊娠反応, 血液ガス分析簡易法による感染症(HBs抗原, 梅毒定性), 凝固(APTT, TTHPT, フィブリノゲン量), 髄液検査
ISSN:0546-1448