ガンマーベグ(PeG)を用いたポリエチレングリコール法による不規則抗体検査の検討

目的:カイノス社販売のガンマーベグを添加剤として用いたポリエチレングリコール間接抗グロブリン試験(PAG)による不規則抗体検査の有用性について検討を行った. 対象及び方法:従来法による不規則抗体陽性32検体, 陰性186検体の不規則抗体スクリーニング, 凝集価, 抗体価を比較した. 結果及び考察:P-AG法での非特異反応は4例(従来法5例)存在し, うち1例はP-AG法のみでの反応であった. 抗体が同定されている従来陽性検体はPAG法でも全例陽性となり抗体価, 凝集価の増強が見られた. また, 従来法陰性検体の中からPAG法でのみ反応する抗Le^a 抗体, 抗C^w 抗体が検出され, その有用...

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Hauptverfasser: 陶山洋二, 児玉るみ, 古瀬英行, 岩田由守, 石倉浩人, 遠藤治郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:カイノス社販売のガンマーベグを添加剤として用いたポリエチレングリコール間接抗グロブリン試験(PAG)による不規則抗体検査の有用性について検討を行った. 対象及び方法:従来法による不規則抗体陽性32検体, 陰性186検体の不規則抗体スクリーニング, 凝集価, 抗体価を比較した. 結果及び考察:P-AG法での非特異反応は4例(従来法5例)存在し, うち1例はP-AG法のみでの反応であった. 抗体が同定されている従来陽性検体はPAG法でも全例陽性となり抗体価, 凝集価の増強が見られた. また, 従来法陰性検体の中からPAG法でのみ反応する抗Le^a 抗体, 抗C^w 抗体が検出され, その有用性が示唆された.
ISSN:0546-1448