自己末梢血幹細胞移植法における採取法および投与法に関する検討

目的:CFU-GMと表面抗原形質の解析から造血幹細胞量の量や質の相関を検討した. ALL2例, AML1例, ML3例計6例で, 輸血フィルター通過前後の造血幹細胞量と質の変化をメチルセルロース法と表面形質を測定した. 採取されたCD34^+ 細胞総数とCFU-GM量はほぼ相関した. 凍結融解後のviabilityは常に95%以上で融解後もコロニー形成は, 良好であった. 輸血フィルター通過前後の検討では, 通過後がコロニー形成は通過前に比べ低下の傾向を示した. 末梢血幹細胞移植療法での造血の再構築を期待して十分な造血幹細胞量を採取する必要があると思われた....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 兵頭英出夫, 佐々木あや子, 勝谷慎也, 三原圭一朗, 川野宏則, 下村壮司, 阿部和弘, 小田健司, 藤村欣吾, 藏本淳, 河石久仁子, 木村昭郎, 原田博道, 山口弓子, 宗像寿子
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:目的:CFU-GMと表面抗原形質の解析から造血幹細胞量の量や質の相関を検討した. ALL2例, AML1例, ML3例計6例で, 輸血フィルター通過前後の造血幹細胞量と質の変化をメチルセルロース法と表面形質を測定した. 採取されたCD34^+ 細胞総数とCFU-GM量はほぼ相関した. 凍結融解後のviabilityは常に95%以上で融解後もコロニー形成は, 良好であった. 輸血フィルター通過前後の検討では, 通過後がコロニー形成は通過前に比べ低下の傾向を示した. 末梢血幹細胞移植療法での造血の再構築を期待して十分な造血幹細胞量を採取する必要があると思われた.
ISSN:0546-1448