末梢血幹細胞採取(PBSCH)時の採取有核細胞数, CFU・GM数およびCD34陽性細胞数についての検討
今回, CS-3000にSVCCを併用して採取した末梢血幹細胞において, 充分量の造血前駆細胞を採取できたかどうかを見るため, CFU-GM数を測定しているがCFU-GM測定には10~14日間を要するのでCFU-GMの代わりになる測定値として造血前駆細胞採取量を総有核細胞数とCD34陽性細胞数で検討を加えたので報告する. PBSCHは通常1回の化学療法につき2クール以上行っているが, 採取された総有核細胞数にかかわらず, 総CFU-GM数は, 1クール目は平均1×10^7 , 2クール目以降は平均5×10^6 と有意差があった. CD34陽性率には差はなかった. 患者末梢血白血球数とCFU-G...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 今回, CS-3000にSVCCを併用して採取した末梢血幹細胞において, 充分量の造血前駆細胞を採取できたかどうかを見るため, CFU-GM数を測定しているがCFU-GM測定には10~14日間を要するのでCFU-GMの代わりになる測定値として造血前駆細胞採取量を総有核細胞数とCD34陽性細胞数で検討を加えたので報告する. PBSCHは通常1回の化学療法につき2クール以上行っているが, 採取された総有核細胞数にかかわらず, 総CFU-GM数は, 1クール目は平均1×10^7 , 2クール目以降は平均5×10^6 と有意差があった. CD34陽性率には差はなかった. 患者末梢血白血球数とCFU-GM数, およびCD34陽性率に相関はなかった. CFU-GM数とCD34陽性率の相関を検討したが, 相関係数0.26で充分な相関はなかった. 今後は, ゲートの取り方, CD34とCD33等の関連抗体による二重染色等を併用し, また, CFU-GM数だけでなく全コロニー数との相関についても検討していく予定である. |
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ISSN: | 0546-1448 |