血液センターナースによるPBSC採取について

目的:1989年より医療機関の要請にてPBSC採取の技術協力を開始し4医療機関において血液疾患・固形腫瘍の患者を対象としてPBSC採取を行ってきた. 今回, 血液センターナースによるPBSC採取の現状と問題点について報告する. 方法:1.出張採血 a)血液センターのナースが成分採血装置を医療機関に持ち込んでの採取 b)血液センターのナースのみ出向いて医療機関の成分採血装置を使用しての採取 2.血液センターでの採取 対象:1989年4月~1994年9月迄採取した155例 問題点:1.予定採取日変更の対応 2.出張採血における臨床側とセンターナースの役割分担 3.センターナースの教育 考察:医療機...

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Hauptverfasser: 樺嶋雅子, 天本シヅ子, 式田睦子, 村上和子, 上田信子, 大山政則, 清川博之, 前田義章
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:1989年より医療機関の要請にてPBSC採取の技術協力を開始し4医療機関において血液疾患・固形腫瘍の患者を対象としてPBSC採取を行ってきた. 今回, 血液センターナースによるPBSC採取の現状と問題点について報告する. 方法:1.出張採血 a)血液センターのナースが成分採血装置を医療機関に持ち込んでの採取 b)血液センターのナースのみ出向いて医療機関の成分採血装置を使用しての採取 2.血液センターでの採取 対象:1989年4月~1994年9月迄採取した155例 問題点:1.予定採取日変更の対応 2.出張採血における臨床側とセンターナースの役割分担 3.センターナースの教育 考察:医療機関のみでPBSC採取から移植までの医療行為を完結させるには, 熟練したスタッフと高価な成分採血装置及び凍結保存装置が必要であるため, PBSCTを受けられる患者はごく限られていた. しかし, 血液センターが技術協力することにより, 医療機関においては専門医さえいれば可能となり, また保険適応となったことからPBSCTを受けられる患者が増加しつつある. 安全で確実なPBSC採取を行う為に, 医療機関との連携を深め, 知識の習得に努めて, よりよい技術を提供して行かねばならない. そのためPBSC採取マニュアルを作製している.
ISSN:0546-1448