C-14抗体による分類とIFN治療効果
目的:C型肝炎ウイルスはその塩基, アミノ酸配列の相同性から2グループに分けられ, それぞれグループ1(1)及びグループII(II)HCVと呼ばれている. 我々はHCVグループ特異抗原を用いたELISA法(C14抗体)によりC型慢性肝炎患者をグループ分類し, インターフェロン(IFN)治療における効果を検討した. 対象・方法:1992年2月~1993年3月にIFN療法を施行したC型慢性肝炎患者231人(nIFN-α88人, rIFN-α2a49人, rIFN-α2b94人)に対し, C14抗体を測定した. また治療前, 治療終了直後, 治療終了6ヵ月後のGPT値を測定した. 成績:C14抗体測...
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Zusammenfassung: | 目的:C型肝炎ウイルスはその塩基, アミノ酸配列の相同性から2グループに分けられ, それぞれグループ1(1)及びグループII(II)HCVと呼ばれている. 我々はHCVグループ特異抗原を用いたELISA法(C14抗体)によりC型慢性肝炎患者をグループ分類し, インターフェロン(IFN)治療における効果を検討した. 対象・方法:1992年2月~1993年3月にIFN療法を施行したC型慢性肝炎患者231人(nIFN-α88人, rIFN-α2a49人, rIFN-α2b94人)に対し, C14抗体を測定した. また治療前, 治療終了直後, 治療終了6ヵ月後のGPT値を測定した. 成績:C14抗体測定の結果, (1)71%, (II)18.6%(1+II)6.5%, 抗体陰性は3.9%であった. IFN治療終了6ヵ月後のGPT正常化率は全IFN投与群において, グループII群が最も高く, 逆にグループ1群で正常化率はII群に比べ低い値であった. 結語:IFNの種類によらずGPT正常化率は(1) |
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ISSN: | 0546-1448 |