赤血球 M・A・Pと濃厚赤血球・製造における廃棄物量の比較

平成4年度から, 赤血球MAPの製造を開始した. 従来の濃厚赤血球バックとは違いバフィーコート用子バックとMAP液用バックが廃棄物となる. そこで, 平成3年度と平成4年度の廃棄量を比較した. 結果とまとめ : 廃棄物量は, 平成3年度に比べ平成4年度は, 減少した. これは, 全血採血が平成3年度91,406本, 平成4年度77,004本と14,402本減少し, 期限切れも16,482本が, 4,613本と11,869本減少したことなどが原因と思われる. 赤血球MAPの有効期限が42日と延長したため, 血液の有効利用が拡大され期限切れも減少した. さらに採血本数の削減も可能となった. 今後,...

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Hauptverfasser: 山本幸恵, 香田昌宏, 武内治子, 山本英治, 広瀬光男
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:平成4年度から, 赤血球MAPの製造を開始した. 従来の濃厚赤血球バックとは違いバフィーコート用子バックとMAP液用バックが廃棄物となる. そこで, 平成3年度と平成4年度の廃棄量を比較した. 結果とまとめ : 廃棄物量は, 平成3年度に比べ平成4年度は, 減少した. これは, 全血採血が平成3年度91,406本, 平成4年度77,004本と14,402本減少し, 期限切れも16,482本が, 4,613本と11,869本減少したことなどが原因と思われる. 赤血球MAPの有効期限が42日と延長したため, 血液の有効利用が拡大され期限切れも減少した. さらに採血本数の削減も可能となった. 今後, 赤血球製剤, 血漿製剤の供給バランスを考慮しながら, 製造計画を立て, 廃棄物量の減少にも役立てたい.
ISSN:0546-1448