HCV抗体陽性供血者の解析

【目的】 地域の被HCV感染者の実態を知るために, HCV抗体陽性の供血者を対象に下記のごとき解析をおこなった. 【対象と方法】 1992年2月から93年10月までの間に当センターにてPHA法でHCV抗体陽性と判定された供血者を対象とし, 特に輸血歴のあるものに主力をおいて, HCV抗体陽性の内容を, 供血者の背景, PHA力価, HCV-RNA測定(PCR法), 生化学検査から検討した. 【成績】 1)上記の期間におけるHCV抗体陽性供血者の実数は1,108名で, うち輸血歴(有)は185名(16.7%)であった. 男女別にみた輸血歴(有)の頻度は, それぞれ13.4%(91/679), 2...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1994, Vol.40 (2), p.317-317
Hauptverfasser: 木村泰, 橋本公男, 和田照子, 清水弘, 羽田憲司, 大林明, 野尻徳行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】 地域の被HCV感染者の実態を知るために, HCV抗体陽性の供血者を対象に下記のごとき解析をおこなった. 【対象と方法】 1992年2月から93年10月までの間に当センターにてPHA法でHCV抗体陽性と判定された供血者を対象とし, 特に輸血歴のあるものに主力をおいて, HCV抗体陽性の内容を, 供血者の背景, PHA力価, HCV-RNA測定(PCR法), 生化学検査から検討した. 【成績】 1)上記の期間におけるHCV抗体陽性供血者の実数は1,108名で, うち輸血歴(有)は185名(16.7%)であった. 男女別にみた輸血歴(有)の頻度は, それぞれ13.4%(91/679), 21.9%(94/429)と有意に女性に高率であった(p
ISSN:0546-1448