血液製剤における濾過後残存白血球数について
現在血液製剤内含有白血球数の測定には, 種々の方法がある. 今回我々は目視法について, Turk-PI染色試薬(Turk:PI=1:1)を用い種々な計算板(Burker-Turk, TATAI, Nageotte)で測定し, 比較検討したので報告する. 各計算板の感度は, CPD-CRCを第4世代フィルターにて3回処理(白血球数0と仮定)血液を希釈液とし, 10倍連続希釈系列の理論数と各計算板実測数を対比した結果, Burker-Turkでは10/μl, TATAI 1/μlに対し, Nageotte法においては0.1/μlの測定数が得られた. Nageotte chamber法は, 操作簡易...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 1993, Vol.39 (6), p.1082-1082 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 現在血液製剤内含有白血球数の測定には, 種々の方法がある. 今回我々は目視法について, Turk-PI染色試薬(Turk:PI=1:1)を用い種々な計算板(Burker-Turk, TATAI, Nageotte)で測定し, 比較検討したので報告する. 各計算板の感度は, CPD-CRCを第4世代フィルターにて3回処理(白血球数0と仮定)血液を希釈液とし, 10倍連続希釈系列の理論数と各計算板実測数を対比した結果, Burker-Turkでは10/μl, TATAI 1/μlに対し, Nageotte法においては0.1/μlの測定数が得られた. Nageotte chamber法は, 操作簡易性, 施設での測定機種の設備の要もなく, 時間的制約, さらには経済性の面からみても製剤内残存微量白血球の算定法として, 通常業務への導入は意義があるものと考えられた. |
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ISSN: | 0546-1448 |