Granding-curveよりみた供血者血小板機能
血小板機能には通常凝集能により評価されている. しかし, 惹起物質の種類, 濃度, さらには解析方法も多種であり, 客観性に欠ける点がある. 今回私達は, 機能の数的定量化を意図し, Grading-curve(GC)を指標に検討を加えた. 検討対象は, 供血者30名の末梢血及び, 成分採血由来血小板製剤で, PAM-8T型血小板凝集能測定装置(メバニクス社製)を用い, 凝集曲線よりGCを作製し型分類, 並びにEPS(閾値)を求め対比検討した. 供血者における末梢血凝集能は, 76.6%が正常型ともいえるI型, O型に属した. 一方EPSは, ADP, 1.67μM/l及びCollagen,...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 血小板機能には通常凝集能により評価されている. しかし, 惹起物質の種類, 濃度, さらには解析方法も多種であり, 客観性に欠ける点がある. 今回私達は, 機能の数的定量化を意図し, Grading-curve(GC)を指標に検討を加えた. 検討対象は, 供血者30名の末梢血及び, 成分採血由来血小板製剤で, PAM-8T型血小板凝集能測定装置(メバニクス社製)を用い, 凝集曲線よりGCを作製し型分類, 並びにEPS(閾値)を求め対比検討した. 供血者における末梢血凝集能は, 76.6%が正常型ともいえるI型, O型に属した. 一方EPSは, ADP, 1.67μM/l及びCollagen, 0.27μg/mlの成績を得た. このEPSはADPにおいて, 加齢とともに高値の傾向がみられた. 又, 性的には女性より男性の方が高値であった. これに対し血小板製剤自体のEPSは, ADP, 4.36μM/ml及びCollagen 0.77μg/mlの成績を得た. |
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ISSN: | 0546-1448 |