Top and Bottom Bag-Systemを用いた血液自動分離器, OPTIPRESSの使用経験

新しい血液保存液MAPの導入が行われる目的として, 赤血球製剤に残存する白血球に起因する輸血副作用の回避, 赤血球機能の維持延長, さらに凝固因子製造原料血漿の自給自足を目指した血漿確保があげられる. 赤血球MAP「日赤」(以下, RC-MAP)の製造機器について, 今般, 北海道赤十字血液センター等の好意により, 国内仕様として試作されたトップ・アンド・ボトムバッグシステム(カワスミ社製)を用いて自動分離装置(OPTIPRESS, バクスター社)を使用する機会を得た. 実験データは別表のとおりである. 本装置については, 北海道センターからの論文(Japanease Journal of T...

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Hauptverfasser: 中屋寿浩, 木幡政彦, 柴田正道, 千葉健, 遠藤信義, 赤石英
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:新しい血液保存液MAPの導入が行われる目的として, 赤血球製剤に残存する白血球に起因する輸血副作用の回避, 赤血球機能の維持延長, さらに凝固因子製造原料血漿の自給自足を目指した血漿確保があげられる. 赤血球MAP「日赤」(以下, RC-MAP)の製造機器について, 今般, 北海道赤十字血液センター等の好意により, 国内仕様として試作されたトップ・アンド・ボトムバッグシステム(カワスミ社製)を用いて自動分離装置(OPTIPRESS, バクスター社)を使用する機会を得た. 実験データは別表のとおりである. 本装置については, 北海道センターからの論文(Japanease Journal of Transfusion Medicine Vol38(3), 392, 1992)および第16回日本血液事業学会で同センターからの発表があるが, 今回の実験においても白血球とくにリンパ球の高い除去効果が得られ, 輸血副作用予防に有効であると考えられた.
ISSN:0546-1448