COBEスペクトラ(単針法)の使用経験

COBEスペクトラ(単針法)による濃厚血小板採取の経験を報告する. スペクトラは血小板採取濃度が常にモニター(CCM)されているため予定収量が把握できる. 血小板(PC)10単位採取を目標にしたA群と15単位以上を目標にしたB群で, 採取PC数, 回収率, CCMと実際採取PC数との相関などを検討した. 採取PC数, 回収率, 採取時間はそれぞれA群(n=18)で(2.50±0.51)×10^11 , (41.9±5)%, (69±11)分, B群(n=20)で(3.68±0.73)×10^11 , (45.1±5)%, (102±9)分であった. B群の85%に15単位以上のPCが採取できた...

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Hauptverfasser: 松浦尚雄, 芦田美喜子, 田淵千代子, 安田敏明
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:COBEスペクトラ(単針法)による濃厚血小板採取の経験を報告する. スペクトラは血小板採取濃度が常にモニター(CCM)されているため予定収量が把握できる. 血小板(PC)10単位採取を目標にしたA群と15単位以上を目標にしたB群で, 採取PC数, 回収率, CCMと実際採取PC数との相関などを検討した. 採取PC数, 回収率, 採取時間はそれぞれA群(n=18)で(2.50±0.51)×10^11 , (41.9±5)%, (69±11)分, B群(n=20)で(3.68±0.73)×10^11 , (45.1±5)%, (102±9)分であった. B群の85%に15単位以上のPCが採取できた. CCMの誤差範囲20%以内は68%であった. 当装置は単針法で行えるため献血者の選択には都合がよく, ほぼ満足な結果が得られた. 今後血小板回収率の向上, 採血時間の短縮, CCMの改良が望まれる.
ISSN:0546-1448