乾燥低フィブリノゲン抗血友病人グロブリン(RCG-5)のBMM濾過法によるHIV除去法の検討

〔目的〕 スモールプールコンセプトに基づき, HIVフリーを目標に開発された乾燥低フィブリノゲン抗血友病人グロブリン(RCG-5)は, HIV, HBV, HCV, HTLV-I等のウイルスマーカーを十分にスクリーニングした健康な日本人献血者由来血漿から調製されるため, ウイルスの伝播に関し安全な製剤と考えられる1)2). しかし, 現状ではHIV自体の簡便な確認法が確立しておらず, HIV伝播の可能性を完全には否定できない. そこで, 製剤の安全性を更に高める目的で, ウイルス除去性能を有するBemberg Microporous Membrane(BMM, 旭化成工業(株)製)を用いて,...

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Hauptverfasser: 伴野丞計, 池田博之, 五十嵐滋, 高橋信彦, 石田啓二, 関口定美, 濱本嘉昭, 山口和人, 山本直樹, 鶴見隆, 石川元, 佐谷満州夫
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:〔目的〕 スモールプールコンセプトに基づき, HIVフリーを目標に開発された乾燥低フィブリノゲン抗血友病人グロブリン(RCG-5)は, HIV, HBV, HCV, HTLV-I等のウイルスマーカーを十分にスクリーニングした健康な日本人献血者由来血漿から調製されるため, ウイルスの伝播に関し安全な製剤と考えられる1)2). しかし, 現状ではHIV自体の簡便な確認法が確立しておらず, HIV伝播の可能性を完全には否定できない. そこで, 製剤の安全性を更に高める目的で, ウイルス除去性能を有するBemberg Microporous Membrane(BMM, 旭化成工業(株)製)を用いて, RCG-5を調製し, 従来法で調製したものと物理化学的性質を比較するとともに, BMMのHIV-1除去能について検討した.
ISSN:0546-1448