コンピュータの能力を最大限に活用した総合輸血システムの試み

輸血業務において今後予想される内容の多様化と使用量の増大から, 従来の手作業による事務処理では迅速かつ正確で安全な輸血業務を遂行することは困難になると思われる. そこで将来とも永続的に活用出来るコンピュータによるシステム化が考えられている. 本院はコンピュータ導入の機会に, 他部門とのネットワークによる情報の授受, カラープリンターによる血液払出票などへの血液型別色分け出力, 血液製剤の有効利用, バーコードの採用などを含む各種安全対策を配慮した輸血業務のトータルシステムを開発し, 昭和62年6月から本稼働を開始している. そこで, 今回開発したシステムの中で効果が十分に得られ, またシステム...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1989/04/10, Vol.35(1), pp.66-72
Hauptverfasser: 川平, 宏, 並木, 浩信, 宮澤, 浩子, 星野, 茂角, 阿部, まを, 石野, たい子, 八田, 善弘, 伊藤, 武善, 志田, 光正, 神田, 靖男, 馬場, 眞澄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:輸血業務において今後予想される内容の多様化と使用量の増大から, 従来の手作業による事務処理では迅速かつ正確で安全な輸血業務を遂行することは困難になると思われる. そこで将来とも永続的に活用出来るコンピュータによるシステム化が考えられている. 本院はコンピュータ導入の機会に, 他部門とのネットワークによる情報の授受, カラープリンターによる血液払出票などへの血液型別色分け出力, 血液製剤の有効利用, バーコードの採用などを含む各種安全対策を配慮した輸血業務のトータルシステムを開発し, 昭和62年6月から本稼働を開始している. そこで, 今回開発したシステムの中で効果が十分に得られ, またシステム化に当たり苦慮した部分を中心に報告する.
ISSN:0546-1448
1883-8383
DOI:10.3925/jjtc1958.35.66