Haemapheresisの生体適合性について

体外循環を用いた様々の治療法の進歩の中で, 現在では, 血漿交換療法の分野においても, 遠心分離装置を用いる方法と, いわゆる一次膜もしくは, 一次膜と二次膜を用いる方法や, これらと, 様々の吸着剤を組み合せる方法等が試みられている. 最近我々は, 遠心式の血液成分分離装置と, 二次膜とをon-line, closed circiutで結んだ, PCPP(Post centrifugal plasmapheresis)のシステムを関発し, 昨年の本学会等で報告してきた. 一方, 特に人工透析の分野においては従来より体外循環の初期における補体の活性化と, それに伴なう顆粒球, 単球の凝集と,...

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Hauptverfasser: 上田恭典, 上田倫子, 山田紀子, 池田泰雅, 矢切良穂
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:体外循環を用いた様々の治療法の進歩の中で, 現在では, 血漿交換療法の分野においても, 遠心分離装置を用いる方法と, いわゆる一次膜もしくは, 一次膜と二次膜を用いる方法や, これらと, 様々の吸着剤を組み合せる方法等が試みられている. 最近我々は, 遠心式の血液成分分離装置と, 二次膜とをon-line, closed circiutで結んだ, PCPP(Post centrifugal plasmapheresis)のシステムを関発し, 昨年の本学会等で報告してきた. 一方, 特に人工透析の分野においては従来より体外循環の初期における補体の活性化と, それに伴なう顆粒球, 単球の凝集と, 肺血管床へのtrappingが問題とされてきた. 今回我々は, 我々の開発したPCRPのシステムと, 一次膜で血球と血漿を分離し, 二次膜で血漿分画の処理を行なうDFPPのシステムについて, これらの面より検討を加え, 若干の考察を得たので報告する.
ISSN:0546-1448