骨髄の非凍結保存の検討
目的:自家骨髄移植において, 採取した骨髄は単核球細胞を分離後, program freezerにて凍結, -196℃にて保存されるのが通例である. しかし長期保存が可能ではあるが, その手技の煩雑さ, コストが高いなどの短所があり, 今回CFU-C, CFU-E, BFU-E及びviabilityを指標として, 骨髄の非凍結保存の検討を行ったので報告する. 方法:ACD-A液及びヘパリンにて採取された骨髄は, 血球洗浄機IBM2991を用いて, Ficoll-Conray液(比重1,090)による比重遠心法により, 単核球分画(以下interface)を分離後, α-mediumにて2回洗浄...
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Zusammenfassung: | 目的:自家骨髄移植において, 採取した骨髄は単核球細胞を分離後, program freezerにて凍結, -196℃にて保存されるのが通例である. しかし長期保存が可能ではあるが, その手技の煩雑さ, コストが高いなどの短所があり, 今回CFU-C, CFU-E, BFU-E及びviabilityを指標として, 骨髄の非凍結保存の検討を行ったので報告する. 方法:ACD-A液及びヘパリンにて採取された骨髄は, 血球洗浄機IBM2991を用いて, Ficoll-Conray液(比重1,090)による比重遠心法により, 単核球分画(以下interface)を分離後, α-mediumにて2回洗浄, 混入する血小板をできる限り除去した後, 10%FCS加α-mediumにて, 有核細胞数を採取時と同数に調整しsampleとした. また未分離骨髄(以下whole bone marrow)は保存終了後, 同Ficoll conray液にて単核球を分離しsampleとした. またagitationは, ラボサイエンスplatelet aggitatorによる垂直回転にて4日間の保存を行った. 次に幹細胞の培養法であるが, CFU-Cでは, methyl cellulose法にて15%FCS, 10%GCT-CMを含むα-mediumにより, 有核細胞数2.0×10^5 /dishとし, 37℃5%CO_2 下10日間の培養後, colony数を算定した. またCFU-E, BFU-Eはplasma clot法にて30%FCS, 10%脱イオンBSA, 0.5×10^-5 M2MEを含むNCTC-109mediumにて行い, 有核細胞数は2.0×10^5 /dishとした. erythropoietinは, connought社step IIIを1dish2単位として, 37℃5%CO2下にてCFU-Eは7日間, BFU-Eは14日間の培養の後, Colony数を算定した. 以後のデータは, viabilityでは3例の骨髄の平均値を, また幹細胞の培養では1point3例の骨髄のtripricateの平均値を示す. |
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ISSN: | 0546-1448 |