125 I-protein Aによる各種血球に対する同種抗体の測定について
目的:各種血球に対する同種抗体の出現は, 輸注血球の破壊による輸血副作用を招来する. そこで輸血を適切におこなうために同種抗体を鋭敏に測定する必要がある. 同種抗体の検出には色々な方法が用いられているが, 今回我々は^^125 I-protein Aを用いて赤血球, 顆粒球, 血小板の同種抗体の検出をおこなったので報告する. 方法:赤血球は5%浮遊液を, 血小板はPRPから洗浄して得た血小板浮遊液を, 顆粒球はモノポリ分離溶液を使い97%以上の純度で得たのち, 1%アンモニウムオキサレイトで赤血球を除去した浮遊液を用いた. 被検血清と各種血球を37℃1時間incubate後, 3回洗浄し, ^...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 1985, Vol.31 (5), p.467-469 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的:各種血球に対する同種抗体の出現は, 輸注血球の破壊による輸血副作用を招来する. そこで輸血を適切におこなうために同種抗体を鋭敏に測定する必要がある. 同種抗体の検出には色々な方法が用いられているが, 今回我々は^^125 I-protein Aを用いて赤血球, 顆粒球, 血小板の同種抗体の検出をおこなったので報告する. 方法:赤血球は5%浮遊液を, 血小板はPRPから洗浄して得た血小板浮遊液を, 顆粒球はモノポリ分離溶液を使い97%以上の純度で得たのち, 1%アンモニウムオキサレイトで赤血球を除去した浮遊液を用いた. 被検血清と各種血球を37℃1時間incubate後, 3回洗浄し, ^^125 I-protein A(30mCi/mg)を加え, さらに37℃1時間incubateした. 赤血球と顆粒球は3回洗浄後pellet中のradio activityを測定して血球に結合したprotein A量を求めた. 血小板は20%percollで遠心し, 結合protein A量を求めた. 血球1コ当りの結合protein Aの分子数を下記の式から求めた. |
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ISSN: | 0546-1448 |