血小板フェレーシスによる献血者の身体的, 血液学的影響について

I. 目的・方法:愛知県赤十字血液センターにて, IBM2997を用い, 血小板フェレーシスを実施した70例の献血者を対象とし, 献血前, 直後, 1週間後, 2週間後, 1ヵ月後の赤血球, 白血球, 血小板数, Ht値, Hb量, 及びS-GPT, ALP, TP, ALB, BUN, CHOLを測定するとともに, アンケート調査を実施し, 血小板フェレーシス採血基準設定のための基礎的な検討をした. II. 成績:採取された血小板の数量は, 3.5±0.9(平均値±ISD)×10^11 個であった. 採血中, 採血後, 全く自覚症状を伴わなかった献血者は, 47例で, 全体の69%であった....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Hauptverfasser: 高橋泰子, 植田米男, 成田敏子, 近藤澄子, 森島泰雄, 長谷川岩三, 福田常男, 山田博豊, 南三郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:I. 目的・方法:愛知県赤十字血液センターにて, IBM2997を用い, 血小板フェレーシスを実施した70例の献血者を対象とし, 献血前, 直後, 1週間後, 2週間後, 1ヵ月後の赤血球, 白血球, 血小板数, Ht値, Hb量, 及びS-GPT, ALP, TP, ALB, BUN, CHOLを測定するとともに, アンケート調査を実施し, 血小板フェレーシス採血基準設定のための基礎的な検討をした. II. 成績:採取された血小板の数量は, 3.5±0.9(平均値±ISD)×10^11 個であった. 採血中, 採血後, 全く自覚症状を伴わなかった献血者は, 47例で, 全体の69%であった. 血小板数の変動をみると, 採血前21.8±4.5(×10^4 /立法ミリメートル), 直後14.5±3.2, 1週間後21.0±3.9, 2週間後23.1±4.2, 1ヵ月後22.4±3.8であった.
ISSN:0546-1448