RPHA法によるインターフェロンの定量

目的:インターフェロン-αの簡便で鋭敏な測定のために, 逆受身赤血球凝集反応即ち, RPHA試薬を開発すること. 方法:感作に用いた抗インターフェロン-α馬抗体の精製法は, 精製インターフェロン-αを馬に免疫して得た抗インターフェロン馬血清をヒト血清成分で充分に吸収し, 酢酸バッファーに透析後, DEAE・セルロースカラムによりIgG画分とした. つづいてインターフェロン-αをカップリングさせた抗原カラムに吸着させ, 充分に洗浄後, 溶出した. 溶出液を透析後, 精製抗インターフェロン-α抗体液として感作に用いた. 精製抗インターフェロン-α抗体の血球への感作法は, まず, 羊赤血球を洗浄後,...

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Hauptverfasser: 松永富行, 上村八尋, 有村博文, 須山忠和
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:インターフェロン-αの簡便で鋭敏な測定のために, 逆受身赤血球凝集反応即ち, RPHA試薬を開発すること. 方法:感作に用いた抗インターフェロン-α馬抗体の精製法は, 精製インターフェロン-αを馬に免疫して得た抗インターフェロン馬血清をヒト血清成分で充分に吸収し, 酢酸バッファーに透析後, DEAE・セルロースカラムによりIgG画分とした. つづいてインターフェロン-αをカップリングさせた抗原カラムに吸着させ, 充分に洗浄後, 溶出した. 溶出液を透析後, 精製抗インターフェロン-α抗体液として感作に用いた. 精製抗インターフェロン-α抗体の血球への感作法は, まず, 羊赤血球を洗浄後, グルタルアルデヒドで固定処理し, つづいてタンニン酸処理後, 精製抗インターフェロン-α抗体と混合して感作を行ない, 充分に洗浄後, 動物血清及びストローマを含む緩衝液に懸濁して, 精製抗インターフェロン-α抗体感作血球とした. このRPHA試薬を分注・凍結乾燥して保存し, 以下の測定に用いた. 測定法の概略は, 96穴のUプレートを用いて常法に従い, 25μの検体を動物血清及びストローマを含む緩衝液により, 2倍希釈系列をつくり, 各々の穴に0.5%感作血球浮遊液25μを加え, 振盪後, 室温で2時間, 静置して判定した.
ISSN:0546-1448