固定固相化Raji細胞による免疫複合体(CIC)測定法の設定
血小板の抗原・抗体系を明らかにすることは, 不応性血小板輸血症例の原因解明と対策に不可欠である. 現存の血小板結合IgG(platelet bound IgG, PBIgG)定量法では, 血小板抗原に特異的に結合したIgGと, 血小板の補体レセプターを介した免疫複合体(circulating immune complex, CIC)のIgGを識別できない. この報告では, 血小板抗体の測定に影響を与えるCICの簡便測定法の開発に関する基礎的検討の成績を記載する. 測定原理 細胞表面に補体レセプター(+++), Fcレセプター(+), 免疫グロブリン(-)のヒトB細胞株であるRaji細胞を固定・...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 血小板の抗原・抗体系を明らかにすることは, 不応性血小板輸血症例の原因解明と対策に不可欠である. 現存の血小板結合IgG(platelet bound IgG, PBIgG)定量法では, 血小板抗原に特異的に結合したIgGと, 血小板の補体レセプターを介した免疫複合体(circulating immune complex, CIC)のIgGを識別できない. この報告では, 血小板抗体の測定に影響を与えるCICの簡便測定法の開発に関する基礎的検討の成績を記載する. 測定原理 細胞表面に補体レセプター(+++), Fcレセプター(+), 免疫グロブリン(-)のヒトB細胞株であるRaji細胞を固定・固相化し, 酵素免疫法(Enzyme Linked Immunosorbent Assay, ELISA)で定量する. |
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ISSN: | 0546-1448 |