赤血球濃厚液のPall filter通過前後のSFPの経日的変化について

私達は以前よりscreen filtration pressure(SFP)法で保存血中のmicroaggregateの形成を経日的に調べ輸血用microfilterの効用について報告してきたが, 今日赤血球濃厚液の利用が進展してきた. そこで今回は赤血球濃厚液について検討した. その結果, 濃厚液の経日変化をみると3日目以後off scaleするものが多くなり, 高値を示し, 生食稀釈濃厚液の経日変化でも, 5日目にoff scaleするものがみられ, いずれもSFPの上昇がみられたが, Pall filter使用後のSFPの値は著明に減少した. 又この時のPall filterを走査電顕で...

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Hauptverfasser: 荒木悦子, 中村久美子, 藤井真行, 奥秋晟
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:私達は以前よりscreen filtration pressure(SFP)法で保存血中のmicroaggregateの形成を経日的に調べ輸血用microfilterの効用について報告してきたが, 今日赤血球濃厚液の利用が進展してきた. そこで今回は赤血球濃厚液について検討した. その結果, 濃厚液の経日変化をみると3日目以後off scaleするものが多くなり, 高値を示し, 生食稀釈濃厚液の経日変化でも, 5日目にoff scaleするものがみられ, いずれもSFPの上昇がみられたが, Pall filter使用後のSFPの値は著明に減少した. 又この時のPall filterを走査電顕でみると, 血小板, 白血球などよりなる凝集塊の付着が認められた. 以上のことより濃厚液においてもmicrofilterの使用は必要と思われた.
ISSN:0546-1448