インターフェロン-α力価の迅速測定法

目的:最近, IFNの2つの新しい力価測定法が報告された. 1つは, 従来行なわれてきた培養細胞でのIFNによるウィルス増殖抑制効果を判定基準とするCPE_50 法を単縮簡易化したオーバーナイトCPE_50 法である1), この方法では, 従来3~5日を要した測定を2日間で済ますことができる. もう一方の方法はIFN-αに対するモノクローナル抗体を用いたIFNの抗原-抗体反応に基づくRIA法である2). このRIA法も2日間で測定を完了する事ができる. 今回, 我々は, 新たにヒト羊膜由来WISH細胞とV.S.V.を用いてオーバーナイトCPE_50 法を行ない, 又, 市販のアッセイキットを用...

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Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1983, Vol.29 (2), p.241-242
Hauptverfasser: 田辺利住, 有村博文, 本窪田利晴, 須山忠和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:最近, IFNの2つの新しい力価測定法が報告された. 1つは, 従来行なわれてきた培養細胞でのIFNによるウィルス増殖抑制効果を判定基準とするCPE_50 法を単縮簡易化したオーバーナイトCPE_50 法である1), この方法では, 従来3~5日を要した測定を2日間で済ますことができる. もう一方の方法はIFN-αに対するモノクローナル抗体を用いたIFNの抗原-抗体反応に基づくRIA法である2). このRIA法も2日間で測定を完了する事ができる. 今回, 我々は, 新たにヒト羊膜由来WISH細胞とV.S.V.を用いてオーバーナイトCPE_50 法を行ない, 又, 市販のアッセイキットを用いRIA法を行ないこれらのIFN力価測定法の精度, 再現性を調べたので報告する. 方法:ブリック_50 法により力価測定済のIFNサンプルを2つの新測定法で測定した. (1)オーバーナイトCPE_50 法:96穴マイクロプレートにIFN希釈列を形成後(50μl/穴細胞とウィルスのコントロールとして培地だけを入れた穴を数個作る)WISH細胞液50μlをまき, 37℃, 5%CO_2 下に2~4時間静置した.
ISSN:0546-1448