ITPに対する免疫グロブリン大量療法

序言 小児特発性血小板減少性紫斑病idiopathic thrombocytopenic purpura(ITP)患者に対して大量γ-グロブリン静注療法が有効であることが1981年Imbachらによって報告1)されて以来, 成人ITP患者にも大量γ-グロブリン静注療法が試みられ有効例のあることが報告2)されている. しかし有効例でも, 血小板増期間が短期間で一過性であることが多く, γ-グロブリンの投与量, 投与方法などについてはまだ確立されていない. 今回, われわれは成人難治性ITP3症例(摘脾例2例, 非摘脾例1例)に大量γ-グロブリン静注療法を行ない, 投与量, 投与方法と血小板増加効...

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Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1983, Vol.29 (1), p.121-124
Hauptverfasser: 竹中武弘, 友安茂, 小貫誠, 勝股真人, 河内正男, 鶴岡延熹, 清水盈行
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:序言 小児特発性血小板減少性紫斑病idiopathic thrombocytopenic purpura(ITP)患者に対して大量γ-グロブリン静注療法が有効であることが1981年Imbachらによって報告1)されて以来, 成人ITP患者にも大量γ-グロブリン静注療法が試みられ有効例のあることが報告2)されている. しかし有効例でも, 血小板増期間が短期間で一過性であることが多く, γ-グロブリンの投与量, 投与方法などについてはまだ確立されていない. 今回, われわれは成人難治性ITP3症例(摘脾例2例, 非摘脾例1例)に大量γ-グロブリン静注療法を行ない, 投与量, 投与方法と血小板増加効果について検討したので報告する.
ISSN:0546-1448