酵素処理血球による血清及び血漿中のLewis抗原の検出法についての検討
目的:近年成分輸血が施行されるようになり特に新鮮凍結血漿は消化器系疾患を中心に術前, 術後によく使用される. Lewis式血液型抗原は, 赤血球はもとより血清及び血漿中にも存在することが知られている. 抗Lewis抗体保有者への輸血では, 赤血球製剤については適合血の選択が実施されているが, 新鮮凍結血漿ではLewis型のチェックなしに輸血されている状態である. そこで今回我々は酵素処理血球を用いてマイクロプレート法で血清及び血漿中のLewis抗原の測定を試みたので報告する. 測定方法:赤血球凝集阻止反応(hemagglutination inhibition-test・HI-test)により...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 目的:近年成分輸血が施行されるようになり特に新鮮凍結血漿は消化器系疾患を中心に術前, 術後によく使用される. Lewis式血液型抗原は, 赤血球はもとより血清及び血漿中にも存在することが知られている. 抗Lewis抗体保有者への輸血では, 赤血球製剤については適合血の選択が実施されているが, 新鮮凍結血漿ではLewis型のチェックなしに輸血されている状態である. そこで今回我々は酵素処理血球を用いてマイクロプレート法で血清及び血漿中のLewis抗原の測定を試みたので報告する. 測定方法:赤血球凝集阻止反応(hemagglutination inhibition-test・HI-test)により行った. 試薬:1)Buffer生理食塩水に全血清を1%の割合で加えたものを使用した. |
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ISSN: | 0546-1448 |