当院輸血部における赤血球不規則性抗体検出例について
目的:安全で有効な輸血を行なう為, 我々は1976年以来不規則性抗体screeningを実施しているのでその結果を報告する. 方法:ORTHO社Panel Cellを用いて食塩水法, Albumin法, Albumin-Coombs法, Bromelin法, Bromelin-Coombs法をscreeningの常法とし, 抗体の存在が疑われる場合は上記方法で同定を試みた. 必要に応じてCold Panelやelutionも実施した. 成績:当院輸血予定患者及び他施設からの依頼合計10,947例を検査し, 134例(1.2%)に血液型特異性を認めた. その内訳を以下に示す. 抗-E44・-Le...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 目的:安全で有効な輸血を行なう為, 我々は1976年以来不規則性抗体screeningを実施しているのでその結果を報告する. 方法:ORTHO社Panel Cellを用いて食塩水法, Albumin法, Albumin-Coombs法, Bromelin法, Bromelin-Coombs法をscreeningの常法とし, 抗体の存在が疑われる場合は上記方法で同定を試みた. 必要に応じてCold Panelやelutionも実施した. 成績:当院輸血予定患者及び他施設からの依頼合計10,947例を検査し, 134例(1.2%)に血液型特異性を認めた. その内訳を以下に示す. 抗-E44・-Le^a 17, -Le^b 17, -P_1 28, -(E+c)8, -e(+C)3, -(D+C)3, -D2, -(Le^a +Le^b )2, -M2, -S1, -JK^a 1, -Di^a 1, -(D+C+E)1, -(E+S)1, -(E+c+P_1 +S)1, -A_1 (免疫)1, -(E+c+Fy^a )1. 結び:抗体screeningは交差試験に先立ち, 最多の方法で実施しておきたい. 又臨床上無視し難い抗-Eが多い事実より, 供血者血液型でD抗原のみならずE抗原の検査も徹底させるべきであろう. |
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ISSN: | 0546-1448 |