日本人とHLA系

目的:私たちは第15回日本移植学会でDR抗原系のnew antigen Cy6の存在する可能性を論じた. すなわち, 妊婦血清のスクリーニングによりDR抗原系の検討を行なったところ, 既知の特異性とは異なる一つのクラスターをなす抗血清群を見い出した. これは所謂supertypicな抗血清であり, DRw5, DRw6及びDRw8を完全に包含しており更にextrerreactionの部分を有していた. その部分はDRローカスにfitし, 又一つのantigenとしてみると, その頻度はHavdy-Weinbergの法則にも一致しており, 私たちはそれをnew antigenと推定しCy6と命名...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1981, Vol.27 (1), p.591-592
Hauptverfasser: 青木雅彦, 高野康寿, 浮島秀子, 宮島哲也, 松山正経
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:私たちは第15回日本移植学会でDR抗原系のnew antigen Cy6の存在する可能性を論じた. すなわち, 妊婦血清のスクリーニングによりDR抗原系の検討を行なったところ, 既知の特異性とは異なる一つのクラスターをなす抗血清群を見い出した. これは所謂supertypicな抗血清であり, DRw5, DRw6及びDRw8を完全に包含しており更にextrerreactionの部分を有していた. その部分はDRローカスにfitし, 又一つのantigenとしてみると, その頻度はHavdy-Weinbergの法則にも一致しており, 私たちはそれをnew antigenと推定しCy6と命名した. 今回, そのCy6について更に検討するために以下の実験を行なった.
ISSN:0546-1448