Lewis式血液型の抗原と抗体の頻度について
日本人におけるLewis式血液型の抗原の割合は, Le(a-b-)が2%或は10%と言われている. しかし抗体スクリーニングのLewis抗体の検出率が非常に高いことから, Lewis抗原の出現頻度について検討したので報告する. 方法:抗体スクリーニングには, 食塩水法(Sal法). Ficin法(Fi法)・間接クームス法(Cb法)・Ficinクームス法(Fcb法)を行っている. Lewis抗原の検査は, 患者検体を対象にしてOrtho社の抗血清を抗Le^a は2倍, 抗Le^b は10倍に生食で希釈し, 抗Le^a は2滴, 抗Le^b は1滴の抗血清に洗浄した5%被検血球浮遊液を1滴加え,...
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Veröffentlicht in: | 日本輸血学会雑誌 1981, Vol.27 (1), p.392-393 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 日本人におけるLewis式血液型の抗原の割合は, Le(a-b-)が2%或は10%と言われている. しかし抗体スクリーニングのLewis抗体の検出率が非常に高いことから, Lewis抗原の出現頻度について検討したので報告する. 方法:抗体スクリーニングには, 食塩水法(Sal法). Ficin法(Fi法)・間接クームス法(Cb法)・Ficinクームス法(Fcb法)を行っている. Lewis抗原の検査は, 患者検体を対象にしてOrtho社の抗血清を抗Le^a は2倍, 抗Le^b は10倍に生食で希釈し, 抗Le^a は2滴, 抗Le^b は1滴の抗血清に洗浄した5%被検血球浮遊液を1滴加え, さらに0.5%ブロメリンを1滴加え20℃15分放置後遠心して判定する方法で行なった. 常に陽性対照と陰性対照を置き, 微妙な反応が見られた場合には, 使用抗血清の原法で再検査を行なった. |
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ISSN: | 0546-1448 |