FLとIFCによる顆粒球採取法と供血者への影響

目的:濾過法(FL)と遠心法(IFC)により, Steroid剤(SH)を用いて顆粒球を効率よく採取する方法について検討し, 又それらに伴う供血者への影響について検討した. 方法:I. SH剤としてはdexamethasome(DX)とhydrocortisone(HC)を使用し, その投与法は, DX:採血12時間前に3mg, 3時間前に2mgを内服. HC:採血直:前に200mgを静注. II.採取法FL:heparin200単位/kgを静注. 10分後より採血を開始. 約2時間施行(平均体外循環血液量5.81). 終了後硫酸protaminを, 投与したheparin量の1/4~1/5量...

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Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1981, Vol.27 (1), p.358-360
Hauptverfasser: 阿部美紀子, 北村章子, 坂本久浩, 清水勝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:濾過法(FL)と遠心法(IFC)により, Steroid剤(SH)を用いて顆粒球を効率よく採取する方法について検討し, 又それらに伴う供血者への影響について検討した. 方法:I. SH剤としてはdexamethasome(DX)とhydrocortisone(HC)を使用し, その投与法は, DX:採血12時間前に3mg, 3時間前に2mgを内服. HC:採血直:前に200mgを静注. II.採取法FL:heparin200単位/kgを静注. 10分後より採血を開始. 約2時間施行(平均体外循環血液量5.81). 終了後硫酸protaminを, 投与したheparin量の1/4~1/5量静注. (カラムの回収液組成:heparin3,000単位, 生食400ml, ACD液80ml, FFP5単位). IFC:DX(+)及びSH(-)群では, 赤血球層を流速20mJ/minで3分間採取し, HC(+)群では前半の1時間は赤血球層を20mJ/min, 90秒間採取し, 後半の1時間は3分間採取. 約2時間で6~8cycles施行.
ISSN:0546-1448