日本人のHLA-A10 cross reacting抗原の分析と, それに対する日本人抗血清

HLA-Aw34は日本人ではrareな抗原と, 従来考えられて来たが, 昨年の7th International Histocompatibility Workshop血清により, 日本人panelで, 従来A26(A10)とタイプされていたリンパ球が一部はAw34であると推定された. しかし, monospecificなAw34の抗血清はなく, 抗A10, 抗Aw33に含まれているものが多い. Aw34の同定には, 数種の抗血清に対するpanelリンパ球の反応性の差によって決定するしかたい. 我々は, 正常日本人panelでA10(A26), Aw31, Aw33, Aw34につき数種の抗血...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本輸血学会雑誌 1980, Vol.26 (6), p.427-428
Hauptverfasser: 宝来聰, 徳永勝士, 殿内力, 萩野陽一郎, 宮本光子, 沢井千枝子, 十字猛夫, 遠山博
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:HLA-Aw34は日本人ではrareな抗原と, 従来考えられて来たが, 昨年の7th International Histocompatibility Workshop血清により, 日本人panelで, 従来A26(A10)とタイプされていたリンパ球が一部はAw34であると推定された. しかし, monospecificなAw34の抗血清はなく, 抗A10, 抗Aw33に含まれているものが多い. Aw34の同定には, 数種の抗血清に対するpanelリンパ球の反応性の差によって決定するしかたい. 我々は, 正常日本人panelでA10(A26), Aw31, Aw33, Aw34につき数種の抗血清により反応性の差により, より厳密な分析を行なった.
ISSN:0546-1448